中国政府が3月31日に発表した2010年度版国防白書について、国防部外事弁公室の銭利華主任が単独取材に応じた。
----国防白書の意義と役割についてどう評価しているか。
政府の権威ある文書である国防白書は、外国が中国の安全保障戦略と国防政策、国防と軍隊の現代化について理解するための重要な文書であり、政策と立場を明らかにし、理解や信頼を強化し、対立や懸念を取り除く上で掛け替えのない役割を果たしている。私の知るところでは、多くの国々が中国の国防白書を、わが国の国防政策と軍事戦略を系統的に研究する上での重要文書と見ており、学術機関や学者によって深く、細かい研究が行われている。全般的に見て、大多数の国は中国の国防白書を積極的に評価し、権威、客観性、連続性などの特徴を認めている。国防白書はまた、国内各界の人々が国防建設について理解する上での重要な窓口でもあり、多くの共産党・政府機関、大学によって国防教育の重要な教材とされている。この意義から言って、国防白書は国防教育の強化、国防意識の増強、全民挙げての国防という良好な雰囲気の醸成に積極的な役割を果たしている。
「人民網日本語版」2011年4月1日