J-10
4月26日、韓国KAI軍事サイトは、中国最新鋭戦闘機である梟竜FC-1とJ-10両機に対する性能分析の文章を掲載した。その掲載文によれば、J-10の方が技術的に進んでおり、より頻繁に報道されているが、戦闘機として十分に成熟したものとは言えず、一方の梟竜FC-1はパキスタンに国外販売されたことで、西側の進んだ技術による改良を受けて完成度が上がっているため、現段階では、この梟竜FC-1の方がJ-10に比べてより中国空軍の装備に適したものであるという。
また、最近は空母「ワリヤーグ」号やJ-20の登場に押され気味ではあるものの、J-10はその登場以来、中国初の国産型戦闘機の第3世代として大きな注目を集めており、中国軍隊における武器の中でもスター的存在であることは間違いない。しかし、J-10はその服役からこれまで、映画作品にその姿を見せただけで、未だ中国国内及び国際的な大規模軍事演習に使用されたことはない。これは、J-10戦闘機の完成度がまだ十分ではないことを物語っており、先進的装備を急ぐ中国空軍にとってはもどかしい現状である。このことからも、掲載文では現段階での中国空軍の需要に適しているのは、主に輸出用とされている梟竜FC-1の方だとしている。