香港の鳳凰衛視(フェニックス・テレビ)は19日、「米国の報告:中国は50発の核爆弾で米国を倒せる」といった内容の番組を放送した。
中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長が米国を訪問中、米国の憂慮する科学者同盟(UCS)が中国の核兵器に関する報告を発表した。それによると、中国は現在155発の核弾頭を保有しており、うち50発で米国を打ち負かすことができる。一方、米国はすでに配備している1700発以上の核弾頭で中国を直接倒せるのだという。
中国は米国とは違い、核弾頭をミサイルに設置しておらず、核弾頭を各地に保管している。米国とロシアの新しい核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」の規定で計算すると、中国の核兵器総数はゼロとみなされる。
同報告は、中米の核弾頭数を比較することで、別の側面からも、中米の軍事力がかけ離れていることが証明できるとしている。