中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長は18日、米国のマレン統合参謀本部議長との共同記者会見で、「中国の軍備は米国とはまだ開きがある。西側の列強と比べ、20年の開きがある。米国に挑むつもりはない」とし、アジア太平洋地域の繁栄と安定の維持・促進に米国が建設的役割を果たすことを歓迎するものの、台湾問題を含む中国の核心的利益は尊重するよう強調。中国の軍事力は台湾独立を阻止するに準備しているものだと言及した。
陳総参謀長は話の中で、両軍の協力が中米関係の主流であり、双方には共通認識も存在するが対立もあると強調。また、「米国が台湾への武器売却を続けるなら、中米関係への影響は免れない。その影響は台湾への武器売却の程度による」と語った。
一方、マレン議長は、米中は来年、人道支援や災害時の救済、海賊対策の合同演習を展開すると発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月19日