中国の新型護衛艦が来年進水 釣魚島で活躍か

中国の新型護衛艦が来年進水 釣魚島で活躍か。 昨年末、インターネット上で一枚の写真が公開された。それは模型だったが、新艦の姿が形となっていた。全体的な設計から、056型護衛艦はステルス性を備えた世界の主流の外観で、数々の高度な技術を採用、効率とコストを重視していることがわかる。同艦は全長90メートル前後、排水量は1000―1800トンの間と推測される…

タグ: 056型 ミサイル 護衛艦 釣魚島 海洋権益

発信時間: 2011-05-23 16:49:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:香港駐在部隊の王郡里少将が香港大学に「056」型護衛艦の模型を贈った。

 

コストが安く、多目的に使える護衛艦は、中国海軍の水上艦艇部隊の重要な一翼を担っている。周辺の軍事情勢が変化し、中国の軍事工業のレベルが向上するなか、中国が新たな056型護衛艦を建造しているという情報が伝えられている。公開された写真などの資料を基に、長年中国海軍の兵器に注目しているジェームス・C・バセット氏は、今月出版予定の米誌で、新型護衛艦の性能について分析した。

▽艦載兵器は少数精鋭路線

中国海軍は現在、新世代の水上艦艇導入期を迎えており、代表的な054A型ミサイル護衛艦、022型フリゲートの大量配備を進めている。ただ、配備の序列からみると、PLAN(中国海軍の短縮表記)にはトンクラスが両者の間の現代艦艇が欠けてる。それが056型誕生の背景だ。

昨年末、インターネット上で一枚の写真が公開された。それは模型だったが、新艦の姿が形となっていた。全体的な設計から、056型護衛艦はステルス性を備えた世界の主流の外観で、数々の高度な技術を採用、効率とコストを重視していることがわかる。同艦は全長90メートル前後、排水量は1000―1800トンの間と推測される。

さらに、模型は30mm口径・7砲身の艦載機関砲システム、対艦ミサイル「YJ-83」、各種レーダーシステム、戦術データリンクアンテナを搭載。これらの装備の多くはすでに中国海軍の他の現役艦艇で検証がすんでいる。

▽多方面から海洋権益を保護

海軍の建設と同時に、島嶼の主権や専属経済区をめぐる争いは無視できない。こうした状況にあって、056型のように戦闘力の高い軽量護衛艦を大量に建造する意義は大きい。具体的にいえば、南中国海では、同艦は東南アジア諸国と勝負するコマとなり、インド洋の海賊対策でも有効利用できるほか、東中国海では、外国の潜水艦や調査船の追跡や駆逐など、釣魚島(日本名・尖閣諸島)が活躍の重要な舞台となる。

056型護衛艦は早ければ2012年に進水・配備予定で、それまでに同艦のより詳しい技術などが徐々に明らかになっていくだろう。中国の軍事技術と工業能力の進歩により、この事業はいくつかの造船所で同時進行しており、今後の改良やグレードアップに長い時間がかけられるのは確かだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月23日

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