国防部の耿雁生報道官は25日、国防部の定例記者会見において、中国解放軍の「ネット藍軍」と呼ばれるネット防護部隊の設立報道についてコメントし、部隊のネットセキュリティの安全性アップを目的としてこの部隊を設立したのだと明らかにした。
「『解放軍報』は、広州軍区で高い専門性を持つ「ネット藍軍」を設立したと報じた。これは中国のネット部隊でしょうか。他国に対するオンライン攻撃を目的とするものですか。」というメディアの質問に対し、耿雁生報道官は次のように答えた。
現在、インターネットセキュリティはすでに国際的な問題となっており、社会分野だけでなく、軍事分野にも影響が及んでいる。中国もネット攻撃の被害者になっている。現在、中国のネットセキュリティ能力はまだ弱体であるので、情報化能力のレベルアップに注力し、ネットの安全性を強化することは、軍隊として軍事訓練の重要な内容の一つとなっている。「ネット藍軍」を設立するのは、訓練の需要に応え、部隊のネットセキュリティ能力を向上し、確実化するためである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月26日