香港メディアは21日、旧ソ連の航空母艦「ワリヤーグ」を改造した中国の1番艦がすべての準備を完了し、7月1日に内部の試験航行を行う予定だと伝えた。正式な進水セレモニーは来年の国慶節(10月1日)に行われる。環球網が伝えた。
◆船上の動きが活発に 試験航行間近か
この巨大空母が大連の港に停泊しているのはすでに秘密ではないが、試験航行の日程についてはさまざまな憶測がある。情報筋によると、最新の計画では7月1日に試験航行が行われるといわれているが、日程が変更もあり得るという。
現場の写真を見ると、空母は全面改装され、最近では船上の動きが活発になり、すでにレッドカーペットまで準備されている。様々な動向から良いことが間近に迫っているとわかる。
◆ワリヤーグの試験航行は夢の第一歩
ワリヤーグには「施琅号」という中国名が付けられという情報があったが、情報筋によると、それは正確な情報ではなく、まだ名前は決まっていないという。ワリヤーグの試験航行は中国空母の夢の第一歩にすぎず、本格的な空母戦闘群の建設にはまだ相当長い時間がかかる。しかし、この小さな一歩でも激しさを増す海洋の争奪戦で優位に立ち、他国を脅かすには十分だといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月22日