中国はすでに航空母艦発展計画があるのを正式に認め、旧ソ連の未完成の空母「ワリャーク」を近代的に改造したが、ウクライナからこの空母を購入したのは、中国海軍が海上カジノとして使うというのが名目だった。ロシアのメディアが1日、伝えた。
◇中国の目標:第10の空母国家に
少なくとも今のところは空母への兵器配備の計画はなく、空母はパイロットや部隊の訓練に使われる予定だ。当初、専門家はこの空母を「沈まない巨石」だと冗談を言ったが、この冗談はすぐに言われなくなった。空母はカジノを開くためではないことが明らかになり、しかも2隻の空母が現在、上海の造船所で建造中だ。
つまり、中国は空母艦隊を有する第10の国になることを宣言したのだ。空母群は2020年に完成予定だ。ロシア社会科学院極東研究所のカメノフ氏は「中国はまだ一隻も空母を建造したことがないが、他の国の経験をずっと細かく研究してきた。数年以内に中国がこうした経験を手にするのは間違いない」と指摘する。日本のメディアは、中国は2014年に独自の普通のエンジンを使った1番艦を進水させ、2020年に原子力動力装置を導入する準備を進めていると伝えた。
◇中国は現実的な脅威ではない