先月明らかになった、中国が2隻の国産空母建造を計画しているというニュースにも触れた。日本の読売新聞は7月10日、中国が国産空母の建造を始めたというニュースを報道。中国空母はアジア諸国の高い関心を集め、一部の国は中国が空母を兵力投入に利用して、問題海域の領有権を奪うのではないかと懸念。一方、中国は南中国海、東中国海、黄海における領有権を主張している。中国軍は現在、新型戦略ミサイルや通常のミサイル、航空機、衛星攻撃兵器のほか、海上艦艇を攻撃する新型弾道ミサイルなどの開発を大規模に進めている。同時に米軍は、オバマ政権が今後10年で4千~1兆ドルの国防費削減計画を決定した。
中国当局の空母に関する情報が最近多くなっているとロシアメディアは指摘。中国情報筋はロイター通信の取材に対し、中国は上海・江南造船所で2隻の空母を建造する計画であることを明かした。厳しい規制が敷かれている中国国営メディアは長いこと空母計画に関する報道をしてこなかったが、90年代以降それに変化が生じ始めた。当時の米情報当局は中国器がかつて内陸の飛行場で空母から離着艦するような演習を行っている事を発見。1996年の台湾海峡危機の際、米国が台湾情勢に干渉するため2隻の空母戦闘群を派遣したことから、中国の空母建造に対する関心が一気に高まったとみられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月4日