パキスタン空軍、中国のJ10B購入 海外初の買主に

パキスタン空軍、中国のJ10B購入 海外初の買主に。 中国はこのほど、戦闘爆撃機「殲-10B」をパキスタンに売却すると発表した。今回輸出される戦闘機は12機で、その値段はF-16の半分。殲-10の買い手は今のところパキスタンだけだ…

タグ: 戦闘機 中国 パキスタン J10 F-16

発信時間: 2011-08-09 10:54:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

戦闘爆撃機「J-10B」

中国はこのほど、戦闘爆撃機「殲-10B(J-10B)」をパキスタンに売却すると発表した。今回輸出される戦闘機は12機で、その値段はF-16の半分。殲-10の買い手は今のところパキスタンだけだ。米軍事関連サイトが4日、伝えた。

今年初め、パキスタンは殲-10Aを36機発注。最終的な発注数は150機になると見られる。新しい殲-10Bは改良した電子設備、特により先進的なレーダー早期警戒システム、レーザー距離測定器、測位システムを搭載。殲-10BのノーズコーンはF-16に似ており、より機能性、信頼性が高いが高価な位相配列レーダーのほか、操縦席により大きく鮮明なヘッドアップディスプレイを取り付けた。殲-10Bの性能が殲-10Aを大きく上回ることは明らかだ。

ある報道によると、中国は20年以上前から殲-10の開発に取り組んできたという。当時は、ロシアのミグ-29やスホーイ-27、米国のF-16に対抗できる戦闘機を開発するのが主な目的だった。殲-10は、外観が米国のF-16に似ており、約19トンと重量もほぼ同じ、エンジンも1台だけ装備している。最初はロシア製エンジン「AL-31FN」を使用していたが、10年かけて独自のエンジン「WS-10A」を開発した。

殲-10がF-16に酷似しているのは偶然ではない。イスラエルが戦闘機「クフィル」の技術を中国に売却したのは明らかだ。膨大なコストがかかることと、代わりの戦闘機が安く米国から手に入ることから、イスラエルは「クフィル」計画を中断した。「クフィル」の設計は本来、F-16の設計理念を融合しているため、両者が似ているのも不思議ではない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月9日

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