中国の空母:米はこれ以上どんな説明が欲しいのか

中国の空母:米はこれ以上どんな説明が欲しいのか。 米国務省の10日の定例会見で中国の空母問題が大きく取り上げられた。10数回にわたる質疑応答では、就任後間もないヌーランド報道官(女性)が返答に窮す場面があった。話の矛先を移そうとして、この報道官は論理破綻を追及されただけでなく、その根深い偏屈さをうっかり露呈してしまったのだ…

タグ: 透明性 空母 試験航行 軍事

発信時間: 2011-08-16 11:34:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国務省の10日の定例会見で中国の空母問題が大きく取り上げられた。10数回にわたる質疑応答では、就任後間もないヌーランド報道官(女性)が返答に窮す場面があった。話の矛先を移そうとして、この報道官は論理破綻を追及されただけでなく、その根深い偏屈さをうっかり露呈してしまったのだ。(「人民日報海外版」コラム「望海楼」掲載)

ヌーランド報道官の今回の会見におけるキーワードとして、まず「懸念」が挙げられる。中国の空母が10日に試験航行をした件について、ヌーランド報道官は「米国は中国の空母開発に一貫して懸念を抱いてきた。これは中国がより広範囲において他国のような透明性がないことへの懸念の一部に過ぎない」と述べた。

ヌーランド報道官は米側の「懸念」のみ表明し、中国側の懸念には少しも触れなかった。これは偏った姿勢だ。中国は1万8000キロ以上の海岸線を持つ。過去の歴史において中国は長い間貧しく、弱く、西側の強大な海軍力を前にいやというほど屈辱を味わってきた。最近でも米国の空母が中国の玄関先で武力を誇示し、威勢を見せつけた。中国軍が自国の安全、領海主権、海洋権益に強い懸念を抱かないわけがない。これまで国連安保理常任理事国の5カ国中、中国のみ空母がなかった。一方米国は世界の半数以上の空母を保有している。中国の空母開発は当然のことだ。それなのに第一歩を踏み出した途端に「懸念を抱かれる」とは、余りにも横暴な扱いではないか?!ヌーランド報道官の「懸念」がその場で詰問されたのも無理もない。過去10年間の米国の軍事費の伸びは中国を上回っている。米国防総省の予算は6000億ドル以上だ。今もこのような圧倒的優位にある米国が、なぜ中国の軍備政策や防御支出について、それほど懸念するのか?

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