中国初、国際標準版の電子海図を発表

中国初、国際標準版の電子海図を発表。 中国海軍は25日、国際標準版の中国海域の電子海図を公開した。この電子海図は世界で通用し、内容が更新されて便利になり、船舶の測位精度も上がり、情報が規範化され豊富になったという。電子海図を「電子海図表示・情報システム」にアップロードすれば自動的に船舶の位置が地図上に表示され…

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発信時間: 2011-08-26 11:11:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国海軍は25日、電子海図の公式発表会を国家会議センターで開き、国際標準版の中国海域の電子海図を公開した。中国海域の国際標準版電子海図が公開されるのは初めて。

国際水路機関(IHO)は、「デジタル水路データ 転送基準」に基づいて各国の水路機関が製作・発行した電子海図を公式電子海図とすると規定している。海軍司令部航海保障部は中国政府が指名してIHOに参加する政府の代表で、「中華人民共和国測絵(測量・製図)法」と国務院、中央軍事委員会の関連規定に基づいて中国の海洋の基本測量の管理や水路の測量を担当している。

中国は80代から電子海図の研究・製作に着手、電子海図データモデルを確立し、電子海図応用システムを開発するとともに、国家・軍隊技術規範・標準を各種制定。さらに2000年には国家標準電子海図を発表した。2002年にIHOが電子海図の国際標準を発表後、海軍航海保証部門は直ちに中国海域の国際標準版電子海図の研究・製作に取り組み、大量のデータをフォーマット変換、必要なデータを選び、まとめ、編集処理した。長年の探求と世界の同業者との交流・協力を通じて、400以上の国際標準版の中国海域の電子海図を作成、すべての検証を終えた。

同部の李鵬程部長によると、この電子海図は世界で通用し、内容が更新されて便利になり、船舶の測位精度も上がり、情報が規範化され豊富になったという。電子海図を「電子海図表示・情報システム」にアップロードすれば自動的に船舶の位置が地図上に表示され、人工的にマークする紙の海図のように情報の遅れがなく、レーダー画像と重ねれば、船の周囲の海域の状況が全面的に把握できる。

新しい電子海図は国際的な更新方式を採用、毎週更新テキストが発表され、ユーザーはこのテキストを「電子海図表示・情報システム」に導入するだけで、電子海図データの更新ができる。国際標準の電子海図に比べ、計画航路のマーク、実際の航跡記録、航行危険警報などの機能を追加、衛星か無線で遠距離の航海に関する通達を受信すると直ちに海図の自動更新を行い、航海の安全性と利便性が大幅に増した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月26日

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