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ロシアの返品戦闘機、低価格でアフリカか中南米に転売か |
発信時間: 2011-09-04 | チャイナネット |
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ロシアはインド空軍が以前返品した18機の多目的戦闘機Su-30Kをアフリカまたは中南米に低価格で転売しようとしている。同機を購入する可能性がある国は、エチオピア、ベネズエラ、アルゼンチン。Su-30Kは中国に対抗するために導入する予定だったSu-30MKの代替品だが、実際には中国の先進戦闘機に対抗する力はまったくない。ロシアの軍事関連サイトが伝えた。 長年、航空業界はインドが返品した18機のSu-30Kの運命に興味を抱いていた。いずれもロシアのイルクート社が製造した簡素装備型Su-30K攻撃機で、1996年にインドが調印したSu-30MKI大量調達契約の第一段階として1997年から1999年にかけ、「過渡機種」として供給された。 その後06年の契約を基に07年から09年にかけ、ロシアはインドにSu-30Kに代わる18機の完全装備型のSu-30MKIを供給。インドがSB001-SB018とコードナンバーをつけたこの航空機はロシアメーカーに返品された。ところが返品されたはずのSu-30Kの姿をロシア国内でみることはなく、ロシアが07年の国連通常兵器登録署に提出した報告書にもインドに18機の航空機を輸出したと記されていた。 長年このSu-30Kが一体どこにあるのかわからなかった。それが今年7月18日になって、ロシアのイルクート社のフェドロフ総裁が、インド軍が返品した18機のSu-30Kは現在インド国内に保管してあるが、法律上はイルクート社の所有だと明かした。ロシア国防輸出社はこの戦闘機の新しい買主をすでに見つけ、ロシアに搬送せずに転売するという。 ロシア航空工業の情報筋によると、Su-30Kはインド国内ではなく、ベラルーシ・バラナヴィチの第558航空修理工場にあるという。航空機をロシアに搬送せずにベラルーシに保管しておけば、イルクート社は関税を支払わずにすむ。Su-30Kは現在、売却前の準備の最中にあり、低価格で外国のクライアントに供給される予定。アフリカと中南米の国が興味を示しており、特に意欲を示しているのはエチオピア、ベネズエラ、アルゼンチンとみられている。 |