シンガポール紙・海峡時報(電子版)は5日、「中国の第4艦隊」という空母艦隊の新設を予測する文書を発表した。内容は次の通り。
国営メディアの報道で、中国海軍が第4艦隊を創設することが明らかになった。ただ、これは暫定的な行動とみられる。
中国海軍は海域ごとに3つの艦隊からなる。北海艦隊は青島、東海艦隊は寧波、南海艦隊は湛江に本部を置く。先月16日の報道によると、今回考えられている改革の規模は大多数の人の想像を大きく上回るものであるようだ。
人民網は匿名希望の軍情報筋の話を引用し、中国初の空母は、来年8月1日の人民解放軍建軍記念日に正式に海軍に引き渡される予定で、中央軍事委員会が直接指揮をとり、ひとまず南中国海への就役が見込まれていると伝えた。
南中国海海域は南海艦隊が担当し、西沙諸島や南沙諸島を中心とする地域を管轄している。空母は同混合艦隊に配属されるが、統帥権は中央軍事委員会に属することから、中央軍事委員会が統率している戦略ミサイル部隊の第 2 砲兵と同等の地位の戦略資産とみられている。
空母は単独では戦えない。北京はこれまで空母に関してだけ論じ、空母戦闘群については触れなかった。しかし空母は貴重かつ攻撃を受けやすい資産で、守る必要がある。そのことは空母を保有する国ならわかっていることだ。