ステルス戦闘機「J20」は空母艦載機向きか

ステルス戦闘機「J20」は空母艦載機向きか。 第1回中国天津国際ヘリ博覧会は17日、一般公開日を迎え、1万5千人の来場者が国産ヘリの急成長を目の当たりにした。1981年6月15日に米最高機密のF-117の試験飛行が成功して以来、人類の航空機戦争は「ステルス時代」に入り、ステルス戦闘機の分野を米国は常にリードしてきた…

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発信時間: 2011-09-20 17:08:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第1回中国天津国際ヘリコプター博覧会は17日、一般公開日を迎え、1万5千人の来場者が国産ヘリの急成長を目の当たりにした。

1981年6月15日に米最高機密のF-117の試験飛行が成功して以来、人類の航空機戦争は「ステルス時代」に入り、ステルス戦闘機の分野を米国は常にリードしてきた。しかし21世紀に入り、その局面に変化が起きている。今年1月11日、中国の新型ステルス戦闘機が登場、西側の軍事専門家はこの新型戦闘機の番号「2001」にちなんで「殲20(J20)」ととりあえず命名した。

7カ月後、ロシアの国宝と呼ばれる戦闘機「T-50」が第10回ロシア国際航空ショーで姿を現す。ロシアメディアは、T-50の作戦性能は米国製F-22に迫ると伝えた。ロシアのユナイテッド・エアクラフト社(UAC)はT-50を1000機製造し、本国の部隊に配備する以外に、大量輸出する計画だ。

◇空母艦載機向きの「殲20」

強靭なF-22の「エンジン」と野心漲るT-50を前に、中国の「殲20」はいかにその核心競争力を見出すか?

「殲20の初飛行は万里の長征の第一歩にすぎない。今後まだ数千時間、数万時間の試験飛行を重ねなければならない。その過程で絶えず設計を改善し、正確な方向に修正していく必要がある」と中国の著名な軍事評論家、張召忠氏は語る。

「殲20」の弱点は何か? エンジンが重要な課題になるとの見方を張氏は示す。

「殲20の重量はF-35を最低10トンは上回る。これほどの巨漢を動かし、さらには高速飛行しながら動作するにはエンジンが強靭でなければならない。また、超音速飛行の速度を維持する必要がある。そんなエンジンを開発するのは非常に難しい。米国が開発した第4世代エンジンでもその域に達していないだろう」。

「殲20」にはかなりの期待が寄せられているが、海外の専門家は以前、「殲20」が就役したとしても、その役割・意義は大したことないと指摘した。日本のメディアは、「殲20」の最大の意義は、中国空軍がステルス技術を把握する上でその手助けになることだとし、それによって中国はステルス技術に対抗する技術を開発することができると伝えた。ただ、「殲20」が空母艦載機として任務を遂行する場合、空中戦で米国の爆撃機を防ぎ、さらには地上と海上で米軍ステルス機を壊滅することもできる。

現在中国は第3世代機「殲10」が中心で、「第4世代時代」の標準とは少なくとも15~20年の開きがある。張氏は、「殲20」が主流戦闘機になる頃には、米国のF-22は退役し、米国は無人機を完成させているだろうと予測する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月20日

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