中国空軍の「戦闘機墜落のデマ打消し」について

中国空軍の「戦闘機墜落のデマ打消し」について。 近年、中国の軍事動向が各界で注目を集め、中国軍当局も透明度を高めている。定期的に国防白書を発表、国防部の公式サイトを開通、定例記者会見を開くなど世論への対応に積極的な姿勢をみせ、高い社会的評価を得ている。もし公開・透明の理念を堅持していなければ、今回のデマ打消しは有効かつ適切にできなかっただろう…

タグ: 殲10 戦闘機 墜落 空軍 インターネット 情報化

発信時間: 2011-10-11 17:12:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「中国の殲10B戦闘機が陝西省閻良で試験飛行中に墜落、操縦士が殉職した」という驚くべきニュースが個人のブログで発表されるや人々の注目を集め、一部のメディアが証拠立てもせずに引用した。幸い中国空軍の関係部門はこのデマに動じることなく、「デマ情報である」と発表し、情報源についても説明した。

インターネット時代においてはこうしたデマが多く出回っている。国家インターネット情報弁公室の担当者は、インターネット上でデマを捏造・流す行為はインターネット環境を汚染し、社会の風紀、社会秩序を乱し、インターネットのイメージと社会的信用を損なうことにつながるとしている。

デマといえば昔は口から耳に伝わる方式で広まっていたが、インターネット時代においてそのスピードは電光石火のごとく広がる。そのため情報の真実性、秩序に新たな課題を突きつけている。

一般的にデマの危害性は、伝播のスピード、範囲、時間とかなり関連している。インターネット時代にデマの危害を食い止めるカギとなるのが時間だ。デマを打ち消し真相を明らかにするのもこの時間にかかっている。真相を明らかにするスピードが速ければ速いほど、デマは素早く打ち消される。逆にそれに時間がかかれば、デマを育む土壌が培われる。デマを打ち消す時間が市民が情報を受け入れられる心理的時間を越えれば、デマの打ち消し自体が疑われることになる。インターネット時代にあっては「いつか潔白は晴れる」という考えは通用しない。適時真実を明らかにし、社会の理解を得られてこそ責任ある態度といえる。

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