国防部新聞事務局は29日、今年8月に初の試験航行を行った中国空母は、計画通り造船所で引き続き改修とテストを実施、一連の作業を終えた後、今月29日に再び航海し、科学試験を行ったと明らかにした。
情報筋によると、海外の空母の試験航行にならい、今回の試験航行には、(1)前回の試験航行でわかった問題を改修後に再びテスト (2)艦載機のテスト――の2つの主な方向性があった。前回はヘリコプターのテストが行われ、航空機を短い滑走距離で着陸・ 停止させるアレスティング・ワイヤー 、フロー制御盤など艦上設備はほぼ準備を整えた。
艦載機のテストは主に着陸や離陸などの動作に集中。一般的には航空機を格納庫から出し、甲板で給油、弾薬を吊り下げ、離陸、着陸が一つのプロセスだが、今回は実施しない。
軍事専門家によると、試験航行は空母が戦闘力をつけたというわけではない。世界の空母の発展経験をみると、空母の試験航行は一般的に2~3年、戦闘力をつけるには8~10年かかる。中国が独自の空母を保有したのは初めてで、何も経験がないため、米国のように空母戦闘群を建設するのはまだ程遠いだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月30日