資料写真:太平洋で進む中国の軍艦
中国海軍の艦隊が11月22日、宮古諸島東の公海を通過して太平洋で定期訓練を行い、12月1日に再び同じ海域を通過して帰還した。
米日政府は表面上は何事もないように装っているが、裏では両国の艦載機が中国艦隊に対する追跡と監視を強化した。軍関係者によると、第一列島線近くの海域で、中米日3カ国の艦載機間の監視対監視、偵察対偵察の対立が激しくなっており、日本側は中国海軍への「手土産」として危険な挑発行動でさえよく取っているという。
◇米日監視下で余裕の訓練
関係者によると、以前だと中国海軍の海上訓練は、相手の強力な電子偵察能力で艦載機訓練のデータが収集されるのを恐れ、海域米日の艦載機を避けていた。計画通り効果が得られ、米日の妨害が少ない海域を選ぶのに頭を痛め、以前は遠洋訓練を控えていた。
ところが現在の状況は明らかに大きく変わった。次世代装備を配備した部隊により、中国海軍の艦隊はひそひそと訓練する必要がなくなった。自信をもって海洋を往来し、米日の監視下で余裕で訓練を実施するようになった。
とはいえ、年中海洋の至る所で活発に活動する米軍に比べれば、中国海軍が遠海訓練に出動する回数など取るに足りない。米日の戦略目標が引き続き中国を牽制し、米日の西太平洋地域における主導権を確保することであるのは明白だ。
◇太平洋は誰の「プライベートプール」でもない