資料写真:J11BS戦闘機
瀋陽軍区空軍の2人のパイロットはこのほど、実弾訓練で新型戦闘機を操縦中、非常に危険な状況に遭遇し、26秒間に及ぶ生死の境をさまよう経験をした。
この2人のパイロットが射撃訓練を無事に終えて帰航準備に入ろうとした瞬間、戦闘機が制御を失い、ダッシュボードに警告が出された。2人の体は上下し、頭が激しくキャノピーにぶつかった。戦闘機が失速し、墜落すると思った2人は作動レバーをしっかり握っていた。だが、激しい振動は2人の視覚にも影響を与え、航空機は地面から僅か380メートルの高さまで急下降した。幸いなことに、2人は普段から良好な訓練を受けていたため、落ち着いてタイミングよく作動レバーを操作し、無事に着陸することができた。記録によると、緊急状態の発生から戦闘機をコントロールできるまで、2人は26秒間の生死の境をさまよう経験をしたことがわかった。また、関連データは事故原因の分析と今後の操縦訓練にも役立つ。