中国の海洋監視船「海監50」と「海監66」がこのほど、釣魚島(日本名・尖閣諸島)およびその付属島嶼に近い海域を巡航した。この情報が公開されると、メディアや社会はすぐ関心を寄せた。
「中国海監」は一体どのような船隊なのか?その巡航目的は何か?巡航中にどういう情況に遭遇したのか?今月20日、記者が中国海監東海総隊の関係責任者を取材した。
(2)◆中国管轄海域での中国海監船隊の定例巡航活動に非難の余地はなし
――中国海監船隊の釣魚島巡航活動の目的は何か。どのような効果が得られたか。
同責任者:釣魚島とその付属島嶼は古来中国固有の領土であり、中国が争う余地のない主権を有している。これは中国政府が一貫して、かつ繰り返し表明している立場だ。
国家海洋局は釣魚島とその付属島嶼付近の海域で中国海監による巡視活動を行った。これは「中華人民共和国海島保護法」の施行、および国家海洋局と民政省が今年3月3日に釣魚島とその付属島嶼の標準名称を公表したことを受けた定例巡視活動であり、国務院から国家海洋局に課せられた「法に基づき国家の海洋権益を守る」との職責を履行するための正常な取り組みだ。わが国管轄海域での中国海監船隊の定例巡視活動に非難の余地はない。
中国海監船隊は釣魚島とその付属海域で巡視活動を行うことで、日本側のいわゆる「時効取得」の企みを実際の行動によって断念させ、打ち破り、「存在を顕示し、管轄を具体化し、主権を公に示す」目的を達成した。これは、今年に入って以来の釣魚島問題における日本側の頻繁な動き、わが方に一歩一歩迫ってくる行為に対する対応でもある。