中露海軍の合同軍事演習が22日にスタート。
中露海軍の合同軍事演習が22日から27日までの日程で、青島沖の黄海で行われている。6日間の演習で双方は海上合同防御作戦と海上輸送ライン防衛作戦をテーマに、合同護衛演習、合同対空演習、合同対潜演習、合同船舶奪還演習、合同捜索・救難演習、合同補給演習、対海・対潜・対空実弾射撃演習などを行う。
ロシア太平洋艦隊のミサイル巡洋艦「ワリャーグ」の将兵は22日、中国海軍のミサイル駆逐艦「瀋陽」を見学し、中国海軍の長足の進歩を称賛した。「瀋陽」の将兵も「ワリャーグ」に乗船し、見学した。
「瀋陽」の陳維工副政治委員は記者に「乗船してみてワリャーグの排水量の大きさ、航海速力の速さ、装備の先進性を感じた。各乗組員は胸に記念章をつけており、ワリャーグの乗組員であることを誇りにしていることが十分に伝わってきた」と述べた。
■中国海軍と外国海軍の最大規模の合同軍事演習
丁一平海軍副司令官は中国海軍と外国海軍による最大規模かつ演習項目の最も多彩な合同軍事演習だと説明する。
中国側は海軍特殊作戦部隊を含む将兵4000人、ミサイル駆逐艦「ハルビン」、ミサイル護衛艦「舟山」、ミサイル護衛艦「徐州」など北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊から艦艇18隻が参加する。海軍航空部隊の新型航空機13機と艦載ヘリコプター5機も参加する。
ロシア側はスラヴァ級ミサイル巡洋艦1隻、ウダロイ級大型対潜艦3隻、艦載ヘリコプター4機に加え、タグボート2隻、補給艦1隻が参加する。