ホーム>>政治
F35戦闘機、開発参加国が相次ぎ導入削減
発信時間: 2012-05-08 | チャイナネット

 

F35の熱烈な支持者だったカナダのハーバー政権が、65機全機の導入中止を発表した。カナダは「2012年度春季会計監査報告」を発表して以来、F35に対して厳しい批難が続いていた。マッケイ国防相だけでなく、ハーバー首相にまで辞任を迫る声があがった。会計監査報告は、戦闘機は開発中に数々の技術的問題があり、開発が遅れ、コストが高騰しており、当初の予算を大きく上回るとし、その間、カナダ国防省は真相を隠し、議会や国民に誤解を与え、反対党の非難と国民の不満を招いたと指摘した。

イタリア政府は金融危機と価格が高騰するF35計画への対応策として、F35の導入を従来の131機から90機と大幅に削減する決定をした。F35計画の進展は緩慢で、予算は超過、開発参加国はいずれも導入数を再検討している。うちトルコも導入数を50%削減した。

英国はF35計画に対して再検討を行っており、2015年までに最終決定するとしている。オーストラリアは2機だけ導入し、他の12機は再検討する必要があると表明。当初は14機導入する計画で、100機に対して評価を行った。

 

1   2   3   4   5