米誌:J-20の2号機初飛行 初期作戦能力が向上

米誌:J-20の2号機初飛行 初期作戦能力が向上。 米戦闘機が伝染病にかかっている時に、中国は新型ステルス戦闘機を大々的に披露した――。16日付の米Wired誌(電子版)は中国2機目の殲20(J-20)原型機の初飛行について、こうため息を漏らした…

タグ: J-20 2号機 

発信時間: 2012-05-20 10:03:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米戦闘機が伝染病にかかっている時に、中国は新型ステルス戦闘機を大々的に披露した――。16日付の米Wired誌(電子版)は中国2機目の殲20(J-20)原型機の初飛行について、こうため息を漏らした。同誌はJ-20を「ドラゴン」と呼び、中国はさまざまな難題に直面したが、米国とはまったく違う試験飛行を採用したことから、戦闘機はすぐに部隊に配備されるだろうとしている。

コード2002のJ-20は初飛行の約1カ月前に地上テストを行った時の写真が4月に中国人のブログで紹介。同誌は、初期作戦能力が向上したようだと指摘。着陸装置がより短く太く頑丈になり、超近代的なAESA(アクティブ電子走査アレイ)レーダーを収める機首の再設計など原型機1号機に一部改良が施された。2号機の初飛行で、中国のステルス戦闘機試験飛行チームの規模は倍になった。米最新型の戦闘機は予算超過、労資紛争、致命的な設計ミスなどによって足元がふらついており、中国の新型戦闘機が軍事バランスを変えることになる。

F22は機上酸素発生装置の問題、F35は開発延期とコスト高騰に直面している。ロッキード・マーティン社のF35工場の作業員はストライキを始めており、いつ収束するかわからない状況だ。J-20のエンジニアも数々の難題に直面しているに違いないが、それに比べ、米国の最新型F35統合攻撃戦闘機計画は試験飛行に最初の検証飛行を含め15年間費やし、すでに1万回以上の飛行を行っている。中国が米国と同じ試験飛行を行った場合、J-20の完成まで数十年要するだろう。しかし中国の試験飛行は米国と異なる、ロシアの方法を採用している。その方法だと、まず基礎的な試験飛行を行った上で、部隊に基本的な作戦能力をもつ戦闘機を数機引渡し、数年間実際に使用後、改良を加えた戦闘機を再び製造するということを繰り返す。利点は、新しく設計された戦闘機が米国より早く部隊に導入される点だ。欠点は新型戦闘機が未発見の問題を残した飛行することだ。

J-20は2機とも試験飛行にその巨大な機体専用に設計した新型エンジンではなく、ロシア製のAL-31エンジンを使用したとみられる。「中国は独自のジェットエンジンの開発に少なくない問題を抱えており、再びロシア製のエンジンを輸入せざるを得なかった。航空電子システム、センサ、武器システムも中国の設計者に似たような難題をつきつけているだろう」

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月20日

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