中国の有人潜水艦「蛟竜号」は昨年7月、深海5000メートルのテスト潜水に成功した。今年6月、「蛟竜号」は7000メートルの深海に再び挑戦する。現在、「蛟竜号」の母船「向陽紅09」船が青島の母港で待機している。
蛟竜号は中国独自に設計、独自の知財権を持つ初の有人潜水調査船で、計画設計から初歩設計、詳細設計に至るまですべて中国の技術者が自ら手がけた。組立てや海上試験も中国が単独で行った。
蛟竜号は先進的な近底自動航行機能と一時停止定位機能を有し、目標の捜索と定位に長けている。
高速水面下音響通信機能があり、潜水艇は水面下で音声、画像、文字などの情報をリアルタイムで母船に伝達し、母船の指令もリアルタイムで潜水艇に伝えることができる。
中国が独自に開発した亜鉛充電池は海外の同じ潜水艇と比較しても、容量が最大で、水面下での十分な作業時間を確保できる。
蛟竜号の設計深度は水深7千メートルで、開発者は各部品を水深7千メートルの圧力下において実験・審査を行った。
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