中国海軍、10日から東中国海で実弾演習を実施

中国海軍、10日から東中国海で実弾演習を実施。

タグ: 軍事演習,中国海軍,東中国海,実弾演習,解放軍

発信時間: 2012-07-09 16:22:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

訓練期間中の航行・漁業禁止区域

7月2日に始まった米国・フィリピン両軍による合同軍事演習はまだ終わっていないが、中国海軍は10日から東中国海で実弾演習を実施する。中国人民解放軍某部は、東中国海の航行・漁業禁止に関する通知を出した。通知によると、7月10日から15日にかけて、中国海軍は朱家尖島から漁山列島を結ぶ東中国海海域で実際に武器を使用した訓練を行う。訓練期間中、各種の船舶と漁船の同海域への立ち入りは全面的に禁止され、安全確保のため、海軍警備艇の指示に従うことが求められた。

中国海軍が東中国海海域で演習を行うのは珍しいことではない。中でも注目を集めたのは、米韓の黄海での合同演習に対応し、2010年6月30日から7月5日にかけて舟山から台州以東の東中国海海域で実施した実弾射撃訓練である。

今回の東中国海で実弾演習を行うという情報は海軍部隊が直接発表したもので、すぐに注目を集めた。演習が注目されているのは、一部の周辺国と中国の間で近ごろ海洋権益をめぐる激しい争いがあり、小細工が絶えず、中国、特に中国海軍が対策に乗り出すのではないかと見られているためだ。

これまでの軍事演習と比べると、今回は演習の範囲が2010年のときより拡大したが、近ごろ関心が高まっている黄岩島や釣魚島からはまだかなりの距離があり、争いのある海域ではない。そのうえ、実施海域をできるだけ中国の伝統的な漁場の外にし、漁業への影響を少なくした。さらに、夏季は中国海軍が実兵・実弾演習を行う時期で、今回の実兵・実弾演習は部隊の訓練レベルと実践能力を高め、中国海軍の海洋権益保護における総合的実力を高めるためであり、他国を威嚇するためではない。今回のような漁業停止の通知や訓練は毎年のことだが、今年特に注目されたのは、微妙な時期・場所であるためと考えられる。軍事評論家の宋暁軍氏は、「今回の軍事演習は中国海軍が伝統的な時期、伝統的な地点で行う恒例の軍事行動だ」と強調した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月9日

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