海洋権益の保護 中国海軍の為すべきこととは?

海洋権益の保護 中国海軍の為すべきこととは?。 軍隊は、国家の領土主権および海洋権益を守る任務を背負っている。海軍にとって、これは戦時中に限られたことではない。平時も「日常戦闘勤務」により、この職責を果たさなければならない…

タグ: 海軍 軍隊 主権 海洋 日常戦闘勤務

発信時間: 2012-07-20 14:17:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:中国の海洋監視船編隊


 

 
資料写真:中国の海洋監視船編隊

 

軍隊は、国家の領土主権および海洋権益を守る任務を背負っている。海軍にとって、これは戦時中に限られたことではない。平時も「日常戦闘勤務」により、この職責を果たさなければならない。

日常戦闘勤務とは?

「日常戦闘勤務」である以上、まずは「常態化」を実現しなければならない。その範囲は係争中の海域のみならず、領海、排他的経済水域(EEZ)、国家海洋権益に係わる各海域をカバーし、「全域化」を実現する必要がある。

海軍は戦時中、主に限られた時間の中で突発的な行動をとる。戦闘目的の軍事演習・訓練もまた一定の時間的制限を受けるが、日常戦闘勤務は異なる。任務の常態化・全域化を実現するためには、365日間休まず任務を遂行しなければならない。船舶のトン数に関わらず、1度の任務により海上を10日間から半月間、もしくはそれ以上の期間に渡り航行する必要が生じる。

このような任務は過酷で、海軍の兵力を消耗するため、各方面の準備を整えなければならない。精神面については、これが海軍の通常の職責であると認識し、諦めずに任務を遂行する。物質面については、海軍は平時に国家主権と海洋権益を守る主力となるため、全面的で国力の均衡を保ち、制海権を握った海軍を建設する。

中国の主権と海洋権益が度々脅かされる今日、「日常戦闘勤務」という一見したところ目立たぬ概念を再確認・再重視するべきだ。日常戦闘勤務という手段により、国家主権と海洋権益を保護しなければならない。(文=陳虎・著名軍事専門家)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月20日

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