中国共産党中央軍事委員会は19日、中国人民解放軍広州軍区の要請に対し、「中国人民解放軍海南省三沙警備区」の設立を許可した。この警備区は、主に三沙市管轄区の国防関係の動員と民兵、予備役関係作業、軍側と地方との関係調整、都会の警備任務の担当、緊急時被災地域への救援活動、民兵、予備役部隊に対する軍事行動の指揮などの任務を行う。
行政区分の状況や軍事機構の設立に関する規定に基づき、中国では省級、地級、県級の行政区分に応じ現地の軍事関係の指導、指揮機関として、対応する軍事機構を設立している。三沙警備区は中国の多くの地級市に設置されている軍分区、警備区同様、正師級の機関であり、このクラスの地方共産党委員会の軍事部と人民政府の兵役機関を兼務し、上級軍事機関やそのクラスの地方共産党委員会、政府から複合的な指導を受けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月23日