日本の2012年版防衛白書の一部の内容
「中国は、国防費を継続的に増加し軍事力を広範かつ急速に近代化させるとともに、わが国の近海などにおいて活動を拡大・活発化させています。」日本の2012年度防衛白書の巻頭言冒頭には、日本の森本敏防衛大臣のこの緊迫した談話が掲載されている。
日本の防衛白書は今日公表されるが、事前に入手していた環球時報によれば、各国の情勢に関する記述で、日本は中国に最も多くの紙面を割いている。書かれている内容は、中国の軍事費は24年間で30倍に拡張していること、中国海軍艦艇の太平洋進出が「常態化」していること、また中国では軍事の不透明感が国際社会全体を不安にしていることなどが含まれている。
「日本の中国の威嚇に対する誇張傾向に大きな変化はないものの、国際世論を日本が妄想している『アジアの泥沼』に巻き込もうとしている。」中国日本問題の専門家である高洪氏は分析した。
一部のメディアは領土問題がますますヒートアップしている中で、日本の強硬姿勢に変化が現れていると憂慮し始めている。韓国紙・世界日報は、「第二次大戦後、根こそぎ退治されたはずの日本軍国主義の亡霊が最近また復活の兆しを見せている。」と評価。韓国紙「韓民族新聞」は、「われわれは日本のみならず国際社会に対しても、『パンドラの箱』を開けてしまえば、東北アジアの平和がこっぱみじんになる。」ことを警告すべきと訴えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月31日