北京市水務局の程静局長はこのほど市の第13期人民代表大会常務委員会で北運河流域水系の総合整備の進行状況について報告した。極端な豪雨による水害を防ぎ止める能力を強化するため、今後3年間で北運河の治水・洪水対策に88億元を拠出する。北京日報が伝えた。
汚染源対策の強化と洪水防止システムの建設が今後の取り組みの重点となる。汚染源対策では北運河流域水系の総合整備と重点区域の発展を結合させる。また、都市部の汚水処理場の改造を加速し、排水水質の主要指標を地表水IV類まで引き上げ、2015年までの計画達成を確保する。洪水システムの建設では辛堡水門改築事業の中心工事を加速し、温楡河の洪水防止・減災能力を高める石景山人民取水・引水施設首鋼段、五里曙c隆恩寺溝、順義方氏渠の3水路の環境整備を近く始動し、洪水防止能力を強化する。
北京市の河川は極端な豪雨を防ぎ止める能力を強化する必要がまだある。37事業に142億元を拠出し、今後3年間で14事業・88億元を完成する計画だ。中小水路の整備、生態水網、雨洪利用事業の建設を突破口に都市重点地区の冠水問題の解決を加速し、水路の排水基準を基本的に達成し、中小水路施設システムの構築を推進する。
「人民網日本語版」2012年7月31日