事実と異なるプーチン大統領「ダライ訪露」発言で中露関係に水を差す西側

事実と異なるプーチン大統領「ダライ訪露」発言で中露関係に水を差す西側。

タグ: ダライ・ラマ,プーチン

発信時間: 2012-08-09 10:56:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

西側メディアはロシアのプーチン大統領が「ダライ(ダライ・ラマ14世)訪露の可能性を明かす」との報道を「中露関係に不協和音が生じた」ことの証拠として、連日大げさに伝えている。人民日報系の国際情報紙「環球時報」が伝えた。

だがロシア大統領府ウェブサイトに掲載されたプーチン大統領の談話の原文は、「ダライは政治的人物」とのロシア側の位置づけに変更はないことを明確に示している。プーチン大統領は7月31日「セリゲル2012」フォーラムに出席した際、「近くダライ訪露の可能性はあるか」とのカルムイク共和国代表の質問に対して「この問題の本質を理解していない人に対しては、次のように言うことができる。この問題はダライが世界において決して宗教人ではなく政治的人物であるという位置づけと関係してくる。ダライ訪問に対するカルムイクの住民の期待はもちろん理解しており、われわれはこの方面で取り組みを行う」と述べた。

中露関係史研究会の王海運副会長は7日、環球時報の取材に「この発言は比較的バランスがとれており、新たな見解ではない。プーチン氏が『政治的人物』とのダライの位置づけを再度表明したことは、こうしたダライの立場と中露関係の発展を考慮して、ダライ訪露の可能性を婉曲に排除したものだ。ダライ問題における姿勢をロシアが多少変えたと西側が捉えるのは曲解であり、一面的な理解であり、中露関係に水を差すものだ。ロシア上層部は一貫して中露関係の戦略的重要性を明確に認識している。チベット問題に対する中国の懸念は、各国もよくわかっている」と指摘した。

「人民網日本語版」2012年8月8日

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