野田内閣が靖国神社参拝を自粛 「国益のため」か

野田内閣が靖国神社参拝を自粛 「国益のため」か。 昨年8月15日、当時の菅内閣も靖国神社参拝を自粛した。『朝日新聞』は8日、「野田首相の靖国神社参拝の自粛は、菅内閣の影響を受けたものだ。今後の内閣も、野田内閣の靖国神社に対する態度を参考にし、同問題に対して慎重な構えを見せるだろう。これは日中両国にとって良いことだ」と伝えた…

タグ: 内閣 野田 靖国 参拝 中国 40周年

発信時間: 2012-08-09 14:00:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

玄葉外相は8日午後に開かれた記者会見で、自身を含む野田内閣全閣僚が、8月15日の終戦記念日に靖国神社を参拝しないと表明した。玄葉外相は、「内閣全体、もっと言えば野田佳彦首相の判断だ。近隣諸国や国民感情への配慮があると思う」と述べた。

昨年8月15日、当時の菅内閣も靖国神社参拝を自粛した。『朝日新聞』は8日、「野田首相の靖国神社参拝の自粛は、菅内閣の影響を受けたものだ。今後の内閣も、野田内閣の靖国神社に対する態度を参考にし、同問題に対して慎重な構えを見せるだろう。これは日中両国にとって良いことだ」と伝えた。

共同通信社の8日の報道によると、、玄葉外相は上述した記者会見で、内閣閣僚となる前に国会議員として靖国神社を参拝したが、「平和と哀悼の意を表するため」であったと述べた。日本の一部の国会議員は現在も靖国神社を参拝しているが、それも同じ目的によるものだという。『日刊スポーツ』等の日本の非主流メディアは今年7月、野田首相は世論の支持を得るため、8月15日に靖国神社を参拝する可能性があると伝えていた。

日本の各メディアは8日、玄葉外相の発言に関する社説を掲載した。『東京新聞』は、「野田首相の支持率は22%の危険水域まで下がっており、党内の各派閥が造反を企て、野党から辞職を迫られている。これらを背景とし、野田首相は野党の求めに応じ、衆議院解散・総選挙を早期実現する可能性がある。野田首相は靖国神社の参拝による問題の対応を避けた」と伝えた。

『日本経済新聞』は8日、コメンテーターの記事を掲載し、「今年は日中国交正常化40周年に当たり、両国は友好ムードを盛り上げるべきだ。しかし尖閣諸島(中国名:釣魚島)等の問題により、日中両国は対立を激化し、関係が悪化している。中国は各問題で強硬な構えを示しており、これ以上の情報はあり得ないだろう。日本経済が低迷を脱するためには、中国という新興市場が頼りとなる。日本政府がさらに過激な行動に出れば、中国をさらに刺激し、日中関係を泥沼化させる恐れがある。日本の政治家も、そのことに気づいているはずだ。日本の国益のために、産業界も政府に対して圧力をかけている。野田内閣はこれらの情勢を鑑み、靖国神社参拝の自粛を表明した」と伝えた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月9日

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