中国海軍の尹卓少将は、人民網の「強国フォーラム」でネットユーザーと交流した際、「中国は日本による釣魚島(日本名:尖閣諸島)の実効支配を変化させつつある。中国海軍も常に自衛隊の動向に注意している。日本が海上自衛隊を出動させ、釣魚島海域で中国の国益を脅かした場合、中国海軍が座視することはない。中国の領海・近海での戦闘を恐れる者はいない」と語った。
尹少将は、「中国は外交および法的な手段により、釣魚島の問題解決を図っており、軍事的な手段による解決を主張していない。法的な手段による解決とは、何もしないわけではない。中国は昨年より、漁政船や海監船等による法律執行活動により、釣魚島に対する定期的な巡視を回復している。漁政船は釣魚島から12海里の領海に入り、日本の巡視船に対して、『釣魚島は中国固有の領土である。中国の12海里の領海から即刻立ち退くこと』と警告した。また、中国の漁師も釣魚島の近海で漁を開始している。これらの行動は、中国が法的手段と外交手段により、日本の一方的な実効支配による不利な局面を変えつつあることを示している」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月9日