■差額選挙 制度面の進歩が明らかに
党代表大会代表はどのように選出されるのか?中央の定める手続きは主に「推薦・指名」「考察」「暫定候補者名簿の確定と公示」「候補者の確定」「代表大会または代表会議での選出」の5段階からなる。
王京清氏は「代表候補者の推薦・指名はいずれも末端の党支部から始まり、レベルを追って下準備をし、幾重にも慎重に選考される。暫定候補者から候補者まで地方党委員会が常務委員会を招集し、全委員会の投票により確定される。代表大会または代表会議を招集して選出する最終段階では『差額割合』が15%以上でなければならない。この段階でふるい落とされる候補者が15%いるわけだ。われわれは5段階のそれぞれでふるい分けを行い、不正な推薦・指名を防止し、代表の質を確保する。これは代表選挙においてたゆまず拡大する党内民主の具体的な現れだ」と述べた。
差額割合は第16回党大会代表選挙で「10%以上」、第17回党大会代表選挙で「15%を下回らない」、第18回党大会代表選挙で「15%以上」となった。
今回の選出作業では初めて考察の段階でも「差額考察」が行われた。考察と暫定候補者の公示の際に、末端の党組織と党員の意見を改めて聞く必要がある。全国31省(自治区・直轄市)の差額考察割合の平均は13.4%に達した。