香港ラジオテレビ(香港電台、RTHK)18日付の報道によると、釣魚島(日本名:尖閣諸島)の防衛活動を行う香港の民間団体「保釣行動委員会」の陸上総指揮を務める陳裕南氏は、中国の建国記念日である10月1日(国慶節)に再び、釣魚島に向けて抗議船で出航して上陸を目指すとともに、中国領有権の主張を行い、更には日本側が設置した灯台の撤去を図る旨を表明した。
世界華人保釣連盟会長、中華保釣協会秘書長の黄錫麟氏は「妥当な時期を選んで、出航し、釣魚島に向かう」と述べている。
黄氏は「日本が降伏文書を差し出した9月3日も悪くない選択肢であり、保釣活動(釣魚島の防衛活動)は、中国内陸部、香港地区などの活動団体が連携して共同で行う」との見解を示した。
「保釣行動委員会」の主席である陳妙徳氏は記者に対し、「委員会は、毎年5月から10月の間に、可能であれば釣魚島に向かうという計画を立てている。出航時期は、主に天候によって左右される。毎年10月を過ぎると波が大きくなるので、それ以降の出航は難しい」と説明した。
陳妙徳氏は「現在、再び釣魚島に上陸する時期に関しては、まだ未定である。まずは『啓豊二号』の帰港を待って、詳しい検査やメンテナンスを行う。それから、会議を開いて釣魚島に向かうか否かを検討する。中国内陸部と台湾地区の保釣活動家などとも連携する可能性がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月20日