日本陸上自衛隊の主力装備になる10式新型戦車
ソ連の崩壊により、日本にのしかかっていた北方からの圧力が急に軽減した。それまで日本自衛隊はソ連のT62、T72戦車を仮想敵として90式戦車を開発し、大量に部隊に配備していた。しかし50トンもの重量がある90式戦車はコストが高い上、改良の幅も限られている。生産開始から現在に至るまで、大規模な改良は一度もなかった。このような状況をうけ、日本は全く新しい戦車の開発に踏み切った。その新戦車こそが陸上自衛隊で今後主力装備といわれている10(ひとまる)式戦車である。