インド紙『ザ・タイムズ・オブ・インディア』は21日、「インド空軍は、西ベンガル州の空軍基地に6機の給油機を配備する予定だ。これにより、中国との国境地帯におけるSu-30MKI戦闘機の作戦範囲を大幅に拡大することができる」と伝えた。同紙によると、6機の給油機はロシアのIL-78給油機とエアバスのA-330 MRTT給油機の中から選択した機種で、契約金額は20億ドルを上回る。報道によると、インド軍は近年中国との国境地帯における軍事力の配備を強化しており、アルナーチャル・プラデーシュ州の軍用空港の使用開始、国境地帯の軍事施設の強化、戦闘用の道路の建設等を推進している。ニューデリーのアナリストは21日、「インドは国境地帯の軍事力で中国を凌駕することで、国境線を巡る交渉を有利に進める狙いがある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月22日