人民解放軍第二砲兵部隊に詳しい中国の軍事専門家の魏国安氏は、21日に記者の取材に応じた際に、発射されたミサイルは東風−41ではないと否定したが、同部隊が開発中の第3世代弾道ミサイルは西側メディアの指摘する特徴に合致すると認めた。「中国は一定の限度を保ちつつ第3世代核兵器を開発し、効果的に安全を保障することができる」
魏氏はまた、「第3世代弾道ミサイルは、中国にとって脅威となる全世界の戦略目標を抑制し、全世界に対する攻撃能力を高めることができる。ただし中国は核兵器による先制攻撃をしない方針を貫き続ける。中国の新型ミサイル開発には明確な対象がなく、中国を脅かしうる敵対勢力の挑発に備えることを目的としている。米露は現在、核兵器を大幅削減すると宣言しているが、上辺だけの行動に過ぎない。大幅削減とは、核兵器の状態の変化に過ぎず、完全に放棄するわけではないからだ。米露は真の意味で核弾頭を放棄しておらず、警戒レベルを低く設定し直したに過ぎない。中国が直面する核の脅威は増加している。中国は一定の限度を保ちつつ第3世代核兵器を開発し、効果的に安全を保障することができる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月22日