中華民族復興の主な目標は、祖国の完全統一(台湾との統一)、および失われたすべての領土の奪還(チベット南部、東中国海の釣魚島、南沙諸島の祖国返還)である。「保釣」活動は長期的な闘争であり、短期間内に一挙解決することはできないため、焦燥感を抑える必要がある。中国は今、日本に対して手の内を明かす適当な時期には至っていない。少なくともあと十年間に渡り実力を蓄積してから、手の内を明かすことになる。
中国が今日本に対して手を明かすならば、それには戦争の覚悟が必要である。そのためにはまず、双方の国力と軍事力を客観的に比較しなければならない。
人民解放軍の規模は200万人以上に達し、その他に数十万人の武装警察部隊が控えている。日本の自衛隊の隊員数は約25万人だ。中国には核兵器があり、海外の専門家によると中国の核弾頭は400個、弾道ミサイルは128発、潜水艦発射弾道ミサイルは12発に達する。これらはすべて戦略ミサイルであり、他にも大量の戦術ミサイルがあり、中国が圧倒的な優勢を占める。また人民解放軍の戦車は約7000両に達するが、日本は約1000両のみだ。空軍も人民解放軍が有利で、戦闘機の保有数は日本の5倍以上に達する。
しかし日本は質の面でやや勝っている。日本は水上艦を多く保有しているが、中国の潜水艦の保有数は約60隻と、日本の約20隻を大きく上回っている。日本は1隻のヘリ空母、16隻のミサイル護衛艦(多くはイージス艦)を保有しており、人民解放軍の戦力をやや上回る。しかし人民解放軍の空母が実戦投入されれば、双方の海軍のパワーバランスが大きく覆されるだろう。仮に今日、中日が一対一で開戦した場合、中国の必勝、日本の必敗は間違いない。
◇米軍の支援が脅威に