30日に北京の人民大会堂で首脳会談と第2回中独政府間協議を行う温家宝総理とドイツのメルケル首相
温家宝総理とドイツのメルケル首相は30日午後に人民大会堂で会談し、第2回中独政府間協議を行った。両国首相は会談で中独関係、欧州債務問題について踏み込んで意見交換し、重要な共通認識にいたった。政府間協議では外交、経済、科学技術、教育、環境保護など23の担当部門間協議の報告を受け、各分野の次の段階の協力について指示し、計画を立てた。
温総理は「近年、中独関係は世界金融危機対策を契機に重要な成果を上げ、新たな発展段階に入り、広範で積極的な影響をもたらした。中独協力の深化は戦略的選択だ。双方は長期的観点から意志疎通と理解を強化し、相互尊重と互恵・ウィンウィンを堅持し、両国関係の長期的で健全な安定した発展を保つべきだ。これは両国の根本的利益に合致する」と述べた。
メルケル首相は「独中は広範な利益を共有している。両国の上層部が頻繁に相互訪問し、各分野で緊密な意志疎通と調整を維持し、両国関係が多大な発展を遂げていることには重大な意義がある」と述べた。
協議後、両国首相は2国間協力文書の調印式に出席し、共同記者会見にも臨んだ。
「人民網日本語版」2012年8月31日