ネット上で拡散されているDF-41の写真
東アジアではこのほど、火薬の匂いが濃くなりつつある。複雑かつ混沌とした表象の裏側では、地域の覇権を争う主役である中国と米国による、「矛と盾」による大戦の幕が開けられた。米国は先進的なミサイル防衛システムを中国の目の前に設置し、中国は3種類の核弾頭搭載可能なミサイルの発射実験を行った。
米メディアによると、中国のミサイル部隊は7月24日、新型の道路移動式弾道ミサイル「DF−41」と、潜水艦発射弾道ミサイル「JL−2」の発射実験を立て続けに行い、8月20日には大陸間弾道ミサイル「DF−5」の発射実験を行った。米国の専門家は、「中国軍が短期間内に発射した3発の弾道ミサイルは、すべてが大量殺戮兵器だ。中国政府の米国と日本に対するけん制の意図は明らかだ」と指摘した。