米国のミサイル巡洋艦「カウペンス」(USS Cowpens, CG-63)は9月9日、太平洋で実弾射撃訓練を実施した。カウペンスは米原子力空母「ジョージ・ワシントン」の艦隊に所属する。同艦隊は日本に常駐し、現在は定期的な巡航を行なっており、作戦能力を持つ。
米国は日本と『日米安全保障条約』を締結しており、アジア太平洋地域で強大な軍事力を維持してきた。現在、中日両国の釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題の激化という新たな情勢を受け、米軍がアジア太平洋地域で保有する軍事力にどのような変化が生じるかについて検討していこう。