外交部の定例記者会見で18日、洪磊報道官が質問に答えた。
--「九一八事変」(柳条湖事件)から81年になる今日も、中国各地で数日前から続いている、日本の釣魚島(日本名・尖閣諸島)不法「購入」に反対する抗議デモが行われている。
日本政府はこのほど釣魚島およびその付属島嶼の「購入」を宣言し、中国の領土主権を深刻に侵害し、中国政府および中国人民の強烈な不満と断固たる反対を招いた。
中国政府はすぐに厳正な申し入れと強烈な抗議を行い、外交部声明を発表して中国側の立場を全面的に明らかにし、釣魚島の領海基点・基線を公布して国連に提出し、大陸棚限界委員会に東中国海の大陸棚延長を申請し、海洋監視船船隊を釣魚島海域の巡航・法執行に派遣した。中国側のこうした力強い措置は日本側の不法な「島購入」が生んだ法的効果を有効に相殺した。
中国人民も強烈な義憤を表明した。少なからぬ地方の中国民衆が自発的に街頭に繰り出し、日本政府の不法な「島購入」に抗議し、人類の反ファシズム戦争の勝利の成果と戦後国際秩序に対する日本側の挑発を強く非難し、中国人民の正義の立場と愛国精神を表現し、主権と領土を守り、正義を広める強大な気勢を形成した。
今日でちょうど「九一八事変」から81年になる。今日の中国は他国に思うがままに虐げられる時代とはとっくに告別しており、中国政府と13億中国人民が領土主権の侵害を座視することは断じてあり得ない。日本側の不法な「島購入」の企てを思い通りにはさせないし、思い通りになるはずもない。
われわれは日本側に、中国側の厳正な立場と中国人民の正義の声を正視し、独断専行に走らず、過ちを押し通して非を悟らない姿勢を改めるよう促す。日本側は正しい姿勢と手法をとり、中国の領土主権を損なう全ての行動を直ちに止め、中日間の共通認識と了解に立ち戻り、対話と交渉による係争解決の軌道に戻ってくるべきだ。
「人民網日本語版」2012年9月19日