米国防長官が北海艦隊を訪問 外国メディア「通常と異なる」

米国防長官が北海艦隊を訪問 外国メディア「通常と異なる」。 パネッタ米国防長官は20日午後、中国訪問を終え、山東省青島市から米軍専用機に乗って中国を離れた。この日午前、パネッタ長官は海軍北海艦隊司令部を見学。米国防長官が同司令部の訪問を認められたのは今回が初めてであり、外国メディアは、中国側のこの動きを「稀に見る」「通常と異なる」などと表現した…

タグ: パネッタ,北海艦隊

発信時間: 2012-09-21 15:35:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

パネッタ米国防長官は20日午後、中国訪問を終え、山東省青島市から米軍専用機に乗って中国を離れた。この日午前、パネッタ長官は海軍北海艦隊司令部を見学。米国防長官が同司令部の訪問を認められたのは今回が初めてであり、外国メディアは、中国側のこの動きを「稀に見る」「通常と異なる」などと表現した。英BBCは、今回の訪問は中米が軍事関係を緊密化させ、軍事の透明性を互いに示すために実施されたと見られていると伝えた。

報道によると、パネッタ長官は北海艦隊司令部で状況説明を聴取し、海軍の新型フリゲート艦と潜水艦を見学した。その際、中国側の手配に深い印象を受けたと話し、両国海軍が交流と協力を強化し、理解と信頼を絶えず深めることを望む考えを示した。中国軍の手配により、パネッタ長官は海軍のフリゲート艦「煙台」と通常型潜水艦「197」に搭乗、見学し、北海艦隊の田中司令官と言葉を交わした。

AFP通信は、パネッタ長官は中国海軍基地を最初に見学するチャンスを特別に得たと評論。青島は北海艦隊司令部の所在地であり、中国の最新型の軍艦と潜水艦は米国の軍事戦略家、防衛専門家、議員たちから注目され、また米国は増強し続ける中国の軍事力を懸念している。

AP通信社は、今回の中国海軍基地の見学について、多くが外国の記者が取材を許可されていない場所で、一行は現地のビール工場も見学したと伝えた。また、中国訪問について、「両国は具体的な合意に達していないが、米国は、アジア太平洋地域への兵力や船舶、ミサイル防御システムの増加計画が中国を威嚇するものでないと中国に安心させたと見ている」とした。BBCは、中米間に絶えず問題をもたらす軍事関係を修復するためであると同時に、両国間の対話を円滑に行えるきっかけを作ったと論じた。

韓国「朝鮮日報」は専門家の言葉を引用し、パネッタ長官が中国を2014年の環太平洋合同演習に招いたのは、中国が米国のアジア太平洋回帰戦略に過剰に警戒するのを裂けるため、また中国と日本及び東南アジア諸国間の激化する領土紛争を鎮めるためだと分析。一方、「ワシントン・ポスト」は、中国が軍事演習から多くの作戦情報を得る可能性があることを懸念する米国の安全保障の担当者もいることを伝えた。

AFP通信は20日、パネッタ長官は今回「落ち着かせる」という方法をとり、パートナーとして中国と協力を深めたい考えを示したと報道。ところが、米国は中国の弾道ミサイルと巡航ミサイルの開発に不安を抱いており、両国の対立が強まれば米国は電子妨害装置などの研究開発に多くの資金を投じると見られる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月21日

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