広西チワン族自治区・南寧市で21日、第9回中国-ASEANビジネス・投資サミットおよび2012年中国-ASEAN自由貿易区フォーラムの開幕式が行われた。習近平国家副主席は開幕式に出席し、「手を取り合って協力を深め、共に持続的発展を実現する」と題するスピーチを行った。開幕式には、中国およびASEANの政府部門の責任者、国際・地域組織の代表者、中国およびASEAN諸国のビジネス界代表および専門家・学者ら約1500人が出席した。人民日報が報じた。
習副主席はスピーチの中で、「中国とASEAN諸国の友好の歴史は長く、1990年代初期には中国・ASEANの対話の枠組みが作られ、双方の関係は新たな段階に入った。双方の政治的相互信頼は強まり続け、貿易の増加率も絶えず高まり、経済の融合も深まっている。相互通信・相互連絡はますます加速し、協力の道はより幅広く、確固たるものになりつつある」と指摘したほか、「中国は一貫して地域および世界の平和・安定に向け力をそそいできた。中国は国の主権・安全・領土を断固として守り、領土・領海・海洋権益をめぐる隣国との紛争を、友好的な交渉を通じて平和的に解決することに努めてきた。我々は永遠に覇権を争わず、覇権を唱えない。世界平和を守ることで自国を発展させ、自国の発展を通じて世界平和を守る。これが中国の平和的発展の筋道だ」と強調した。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年9月22日