国防部(国防省)の楊宇軍報道官は27日午後の定例記者会見で、中日間の釣魚島(日本名・尖閣諸島)紛争における中国軍の行動や中国初の空母について質問に答えた。
釣魚島紛争で中国軍がどのような行動をとったかについて、楊氏は「中国軍は国家の領土主権と海洋権益を守り、人民の平和と労働を防衛する責務を担っている。中国軍は常態的な戦備任務を堅持し、海と空で突発的事態に積極的に対処し、国家の領土主権と海洋権益を断固として守っている。また、日常の戦備に加え、海監、漁政当局と緊密に協力して、国家の海上法執行、漁業生産、石油・天然ガス開発などの安全を保障している」と述べた。
釣魚島周辺海域で中国海軍のフリゲート艦2隻が巡航している件については「釣魚島およびその付属島嶼は古来、中国固有の領土だ。中国海軍艦艇が中国の管轄海域内で定例の戦備パトロールと訓練を行うのは完全に正当かつ合法なことだ」と述べた。
中国の2隻目の空母が上海で建造中との外国メディアの報道については「不正確な報道だ。われわれは国家の経済・社会発展状況、国防と軍隊建設の必要に基づき、空母の発展・建造について全体的に検討する」と述べた。
「人民網日本語版」2012年9月28日