福建省1000トン級権利保護・法律執行専用海上巡視船の進水式が、広州市黄埔区で開催された。全国で建造中の36隻のうち、上述した巡視船「中国海監8002」が、正式に進水した1隻目の巡視船となった。中国海監総隊の長呉平福総隊長、中国国家海洋局東中国海分局の劉振東副局長、福建省海洋・漁業庁の劉修徳庁長らが、進水式に出席した。
情報によると、同巡視船は今年2月に広州市で建造を開始し、8ヶ月後に竣工した。全長は79.9メートル、幅は10.6メートル、理論上の排水量は約1337トン、定員は43人、航続距離は5000海里以上に達し、30日以上の航海に耐えることができる。同巡視船の設計・建造は、安全かつスムーズな航行、巡視・法律執行、調査・サンプリング、反テロ、作業の利便性、生活・居住等の要素を考慮し、配置の合理化を重視し、巡視船の法律執行の特徴を際立たせた。外観は厳かで堂々としており、重厚感があり、全体的に調和が取れ、滑らかさを感じさせる。これは中国の巡視船のイメージを示したものだ。
同巡視船の進水・使用は、中国の領海、領海隣接水域、排他的経済水域、大陸棚、その他の管轄海域における巡視と法律執行、中国海洋権益の維持、海洋環境の保護、違法に使用されている海域の調査・処理、海洋環境・資源の損害、海洋公共施設の破壊、海上秩序の妨害等の違法行為に対して、重要な役割を果たす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月16日