艦載戦闘機「殲15」が空母「遼寧艦」に着艦する様子
中国初の空母「遼寧艦」就役後の初出航にともない、一連の訓練や試験の模様を写した写真が次々とインターネット上に公開されている。写真から、「遼寧艦」がすでに艦載機の発着艦の条件を備えたことや、最近の試験航行で中国初の艦載戦闘機が何度も模擬着艦やタッチアンドゴーなどの訓練を行っていることが確認できる。中国の軍事専門家によると、タッチアンドゴーは空母が着艦訓練を実現する非常に重要な一環だという。
ある中国海軍の専門家は15日、「環球時報」の取材に対し、タッチアンドゴーは着艦前の重要な訓練項目で、艦載機のパイロットが着艦の感覚を体験し、心理的な障碍を克服し、着艦の正確さを高めるのが目的と説明。中国はまだ艦載機の着艦経験がないため、安全確保の上で、実際の操縦を通じて動作の要領をつかみ、着艦に向けた基礎を培うしかない。毎回の触艦の区域が正確かつ安定すれば、今後実際の着艦過程においてアレスティングワイヤーにひっかける確率が高くなる。