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japanese.china.org.cn | 18. 10. 2012

米軍の原子力潜水艦 イージス艦に衝突

タグ: 米海軍,原子力潜水艦,イージス艦

 

米海軍の原子力潜水艦が現地時間13日、同じく米軍の巡洋艦と大西洋海岸沖(米東海岸沖)で衝突した。

衝突したのは、ロサンゼルス級攻撃型潜水艦「モンペリエ」と、イージス艦「サンジャシント」の2隻。

英ロイター通信は米海軍当局者の言葉を引用し、「巡洋艦は当時訓練中で、船員が前方約100−200メートルの地点に潜望鏡を発見した。船員は後退を命令したが、原子力潜水艦と衝突してしまった。衝突により、巡洋艦の水中音波探知装置の一部が損傷した。その他の損傷の可能性も残されている」と伝えた。

米海軍は、「事故による死傷者は出ていない。原子力潜水艦の原子炉の損傷もない。現在は事故原因を調査中で、2隻の損傷の程度についても調べている」とする声明を発表した。

米軍は2009年にも同様の事故を起こしていた。米海軍第5艦隊の原子力潜水艦と輸送船が、ホルムズ海峡付近で衝突した。2007年には、米軍の原子力潜水艦が日本のタンカーと衝突した。また2005年には、米軍の潜水艦が海底の山に衝突した。

潜水艦による衝突事故が相次ぐ原因は何か。通常ならば、潜水艦の存在と運転は機密事項であり、障害物を測定するためのソナーを用いることはない。潜水艦の多くは、アクティブ型とパッシブ型のソナーを搭載している。アクティブソナーは遠距離の超音波を出し、その反響音により前方の物体の存在を確認する。しかし隠密行動中の潜水艦は通常、航路と位置を特定されないよう、アクティブソナーをオフにする。ゆえに潜水艦は一般的にパッシブソナーだけを使用する。これにより事故発生の可能性が生まれるわけだ。

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