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japanese.china.org.cn | 18. 10. 2012 |
除染作業を実施する中国の空母「遼寧」
放射能水洗浄システム(Countermeasure Wash Down Systems、略称はCMWDS)は、空母の「三防」システムの一部だ。CMWDSとは、空母の甲板で水洗浄を行うための専用設備で、毒物・生物兵器剤・放射性物質が付着した乗組員・装備・物資・建設物・道路等を消毒・除染する設備を指す。その目的は汚染した部隊の被害を最小限に食い止め、汚染した装備・物資等の正常な使用を確保することだ。
「三防」とは、核兵器・生物兵器・化学兵器に対する防御を指し、隊員の生命を守り、持続的な作戦能力を維持する効果的な手段だ。艦艇の「三防」は、艦艇そのものの特殊性から、その他の類似した「三防」システムとはやや異なる点がある。しかし、隊員と装備が上述した兵器により被害を受けることを防ぎ、作戦能力を維持するという目的は同じだ。
空母の「三防」システムで最もよく目にする光景は、甲板の水洗浄設備による壮観な除染作業だ。これが空母のCMWDSだ。これは空母の「三防」システムの一部に過ぎず、他にも核兵器・生物兵器・化学兵器による汚染の検測システム、これらの兵器に汚染された際に隊員が使用する防護装備、甲板と空母内の水洗浄、隔離施設等が含まれる。これらの汚染に対する防御プロセスは、検測・早期警戒、汚染後の除染、汚染者に対するワクチン接種、血清注射等によって形成される。
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