中国初の空母「遼寧艦」の訓練と試験航行の様子を写した写真がインターネット上に流れ、広く注目を集めている。最近の試験航行で、中国第1号の艦載戦闘機と目される「殲15」が同艦上で模擬着艦とタッチアンドゴーを繰り返し行っていることが写真から確認できる。
専門家によれば、殲15は第三世代または第三世代を上回る戦闘機で、作戦性能に卓越、優れた艦載機の特徴を有し、空母上での正確かつ効率的な運用が可能で、これで中国海軍の海・空一体の作戦力が形成されるという。中国軍事科学院の杜文竜研究員は、「殲15は大型艦載機で、航続距離が長く、弾薬搭載量、燃料搭載量が多い。その制御範囲と破壊能力は世界でもトップクラスに入る」と紹介。また、基本設備の配備をみると、各種弾薬を揃え、例えば空対空、空対海、電子妨害など海外の標準的な艦載機が備える機能はすべて揃えている。中国製の戦闘機が空母上で正確かつ効率的に運用されることも、中国海軍の現時点での海・空一体作戦戦力の重要なシンボルといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月18日